
第15回空知高等学校春季バレーボール大会決勝トーナメントが4月17日、北海道・岩見沢市で開催されました。クラーク国際(深川キャンパス)は、女子準決勝で岩見沢東高校、同決勝で岩見沢緑陵高校をともに2−0のストレートで下し、2年連続2回目の優勝を飾りました。
苦しんだのは、決勝の第1セット終盤だけでした。エースの加藤綸菜(2年)がローテーションで後衛に下がると、最大7点あった差を一気に縮められてデュースに持ち込まれました。25−26と一度はゲームポイントまで握られましたが、粘り強いレシーブで相手のミスを誘って27−26と逆転。最後は前衛に戻ってきた加藤が、相手コートに思い切りスパイクを叩きつけて、第1セットをものにしました。2試合で30点を決め、ガチガチの一年生をプレーで引っ張ったエースは「(追いつかれた時は)ヤベエと思いましたが、『ここで決めてやる』と思っていました」と、会心の笑みで語ってくれました。
今大会では、昨年8月に両ひざのヒダ障害の手術を受けた3年生のムードメーカー柏谷蘭瑠(らんる)が復帰。3試合ともスターティングメンバーに名を連ねました。一時は松葉杖での生活を余儀なくされ、昨秋の春高バレー予選も、昨年末の私学大会にも、年明けの新人戦にも出場できずに悔しい思いをしてきました。「今の状態は100%。手術前より飛べていると思います。気迫と声で、チームに貢献していきたい」と、全開を宣言しました。
「まだまだやることは多いですが、入学式から1週間という時間の中で、よく頑張って結果を出してくれたと思いますし、自信にもなったはず。ゴールデンウィークの(仙台)遠征で、さらに力をつけてインターハイに臨みたい」と掛屋忠義監督。3月に卒業した1期生がどうしても越えられなかった北海道ベスト8の壁を越える日は、そう遠くないはずです!
【準決勝】
クラーク国際2―0岩見沢東高校
第1セット 25−8
第2セット 25−14
【決勝】
クラーク国際2―0岩見沢緑陵高校
第1セット 28−26
第2セット 25−10
【次の公式戦予定】
令和3年度 北海道高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(インターハイ)空知支部予選
日程:5月18日(水)〜20日(金) 会場:岩見沢市内
※参加校数により、日程が変わる可能性があります。