女子バレーボール部の歴史を拓いた創部メンバー9人が3月2日の卒業式で、思い出深き北海道・深川市の学び舎を巣立ちました。3年前の入学式のステージで塚原百惠キャプテン(3年)の宣言した「春高バレー(全国大会)出場」というメンバー共通の目標には、〝あと2勝〟だけ届きませんでした。この日、門出を迎えた9人は口々に「私たちのかなえられなかった目標を、必ず達成してほしい」と、後輩たちにエールを送りました。
【卒業生コメント】
井上友結(センター)
自分が決めたことを、最後までやり遂げることができました。入学の時に誓った全国大会は行けなかったけれど、メリハリのある練習をして、後輩たちは頑張ってほしい。
柏倉ののか(ライト)
掛屋先生のもとで学び、技術面も人間性も高められました。私たちもつらい時には仲間と励まし合ってここまで来られたので、後輩たちも助けあって、夢をかなえてほしい。
河合七星(セッター)
3年間、9人で最後までやりきれました。掛屋先生の教えに間違いはないので、後輩たちも最後まで食らいついてほしい。クラークでバレーができて本当によかった。
菊地叶楓(ライト)
1年生の時に〝北海道でトップクラスのライト〟という目標をたて、自分なりに近づけました。つらいこと、きついこともありますが、後輩たちは乗り越えてほしい。
白川夢菜(リベロ)
3年間、仲間や掛屋先生、(澤崎)里花子先生に助けられてきて、引退した今も技術が徐々に伸びている感じがします。正直、現役に戻りたいです。
塚原百恵(レフト)
3年間で達成できたのは、最後に誰かに頼ってしまっていた弱い自分を変えられたことです。大学では、社会に出てからも通用するメンタルを身につけたいですね。
西村まどか(レフト)
バレーボール部を通して、心配りの大切さを学びました。チームの足りない部分をいち早く見つけて、自分が補っていくという行動が身につきました。
林愛夏(リベロ)
ケガをした時に、掛屋先生に「愛夏がコートに立ってないとだめだ」と励まされ、自信がつきました。それまで逃げていたボールにも、自分から行く積極性が出ました。
八重樫灯莉(センター)
人前で堂々としゃべれるようになりました。生活面でも細かい部分に気が付くようになりました。後輩たちも掛屋先生、里花子先生を信じて頑張ってほしいですね。